小宮やすゆう オフィシャルサイト やすゆう君の音楽ルーツ vol.23 加藤和彦 岡本太郎

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Column

やすゆうくんの音楽ルーツ vol.23 加藤和彦 岡本太郎

  

vol.23 加藤和彦、岡本太郎(2016.3.24)

旧友ユウキに可愛い娘が生まれて故郷長崎へ戻ることになった。
僕は1人矢野誠さんのスタジオへ足繁く通っている。矢野さんがTBSの子供番組の音楽を担当していた関係でTBSの音楽関係者の出入りが多かった。
 
日野原さんもTBSの放送作家であった。当時TBSの朝番組ヤング720というのがあってブレッドアンドバターと加藤和彦さんがひな壇のコメンテーターをしていた。ブレバタの岩沢兄弟はよく来ていたので友達になっていたが或る日トノバン加藤氏が訪ねて来た。
都内のレコード店でインストアライブを演るらしい。矢野さんが乗った。イギリスからハルモニウムという楽器と打楽器コーラスでクリシュナ教徒のチャントを遣りたいらしい。
銀座と渋谷のヤマハでオレンジ色の衣裳で総勢10名ハレラマ、ハレラマと歌って街の人の度肝を抜いた。カン セツカズ君も参加、なんとミカもいた。ミカは関西のおばちゃんトークでマシンガンの喋り。トノバンは穏やかな無口なひと。サディスティック ミカバンド結成前のこと。
 
矢野さんといるといろんなひととの出会いが豊富だ。そしてムチャぶりも凄い。或る日ジャケットとネクタイを用意するよう言われた。帝国ホテルで仕事するから。用意した。
楽器の搬送でいつも手伝ってくれてた宇賀神さんがいない。急遽 車を持ってそうな友達に連絡すると車は貸せるが運転手はいない。免許持ってたよなとこちらを見ると今から調布へ行け。しょうがなく調布へ出向き山口さんの車をお借りした。
ペーパードライバーで一度も都内で運転したこともない僕が左ハンドルのデッカいアメ車サンダーバードで甲州街道を銀座方面へと汗掻きながらどうやら無事に到着。広いパーティー会場で三浦雄一郎エベレスト滑降成功を祝う会。ラメのイブニングドレスの女優渡辺美佐子さん、綺麗だった。
 
添え物のバンド演奏が済むと自由に飲み食いしていいとのことでサンドイッチか何か食っているとタキシードを着たオッちゃんが話しかけて来た。
「君は縄文土器を見たことがあるか」と尋ねて来る。
「宮崎で修学旅行で埴輪なら見たことあります」と答えると、
縄文土器は炎を表現しているのだと熱く暑苦しくなるほど説明してえんえんと語る、語る。このオッちゃんイカレテるが子供みたいな真剣さだから僕も真面目にお話しを聞いていた。目力は凄い迫力。
後日このオッちゃんTVコマーシャルで発見。グラスの底に顔があってもいいじゃないか!別にかまわないけど。そうです、岡本太郎さんでした。
1971年新春の頃のお話し。まえmixiでこの話書いたらホラだろうと友人達に言われましたが本当にあった話です。
ミカでなく木村カエラバージョンでどうぞ。