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★『64』コメント集

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除川哲郎氏レビュー

<レコードコレクターズ2015年6月号掲載>

はっぴいえんど解散コンサートの大滝詠一セットにコーラス参加、初期シュガー・ベイブにレパートリーを書き下ろすなど(その1曲「想い」は『ソングス』30周年盤に追加収録)。周囲からは”日本のジョン・セバスチャン”との呼び声も高かった幻のシンガー・ソングライター。
80年代の石川セリへの楽曲提供やナイジェル(一色進、田村玄一も在籍)でのバンド活動後、長らくシーンから遠ざかっていた氏だが、2014年にさり気なく一念発起、遅咲きの初ソロ作を届けてくれた。
人生の場面で出会った仲間たちへの想いやエピソードを綴った自伝的作品で、そのペーソス溢れる語り口はまるでグリニッチ・ヴィレッジのナイス・フォークスそのもの。さらに自家製の少ない音数でジワッと浮かび上がらせたポップスの粋が、格別の温かさを醸し出している。
ところで、盟友・長門芳郎氏に捧げた「ヨッシーさんの玉手箱」がセバスチャン「レッド・アイ・エクスプレス」調でサイダー・コーラス入りなのは深い絆のお約束?
ですよね。滋味も洒脱!

  

リスナーの声

★なんだか昔の友達に会いたくなりました。
 
★懐かしい、でもなんか新しい感じ、クセになります!
 
★料理や洗濯をしている時、思わず口ずさんでしまいます。
 
★沢山のグッドミュージックの滋養がじんわり染み込んだすてきな一枚でした♪

 

高浪慶太郎氏コメント

<2015.3.22 NBCラジオ「プレイタイム・ロック~ナガサキ音遊び」より書き起こし>
『64』は何とも言えない1970年代初期の日本語のロック、"はっぴいえんど"や"はちみつぱい"や"センチメンタルシティーロマンス"とかいろいろありましたが、"はっぴいえんど"の「ですます調」ではありませんが、醸し出す日本語の雰囲気とそのサウンドが、あの時代を同時体験した人の作品だなぁという感じが非常にします。
あまりカチッとしていないというか、ホームメイドレコーディングな感じで作られたものなので、それこそTHE BANDの「Music from Big Pink」みたいな印象も与えていると思います。
 
NBCラジオ「プレイタイム・ロック~ナガサキ音遊び」ナビゲーター高浪慶太郎(元ピチカートファイブ)
2015年3月22日

レコミンツコメント

ペーソス溢れるメロディーや語り口はまるでグリニッジ・ヴィレッジのナイス・フォークス(=ジョン・セバスチャン、ピーター・ゴールウェイ、ケニー・ヴァンス、ポール・サイモン、etc.)そのもの。
レコミンツ