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Column

やすゆうくんの音楽ルーツ vol.20 1970年 はっぴいえんど、はちみつぱい

vol.20 1970年 はっぴいえんど、はちみつぱい(2016.3.22)

さて、その時代1970年夏画期的なエポックメイキングを作った一枚のアルバムが発表された。
はっぴーえんどの通称ゆでめん。
 
60年代後期欧米のポップスを聴いてきた少年の耳に日本語のロックが出現したのだ。
モンタレーの野外フェスから始まったロックカルチャー、サージャント、ペットサウンドと数々の名作が生まれた時代に日本の音楽状況は旧態然とした歌謡曲、和製フォーク、GSブーム。どれもピンとこない。ハートに届かないのだ。
日本語ではロックが生まれないのかと思っていた時突然お正月と言えば炬燵を囲んでというそれまであり得なかった言葉でロックが飛び込んできた。
日比谷野音、渋谷BYGへ足を運びはっぴーえんどを捜した。翌1971年風街ろまん発表。
さらにグレードアップ。それでも彼らの音楽性を理解したのは少数派であった。
 
その頃ライブに足を運ぶようになってもうひとつ好きになったバンドがいた。
はちみつぱい、はっぴーより幾分フォークよりの曲、今で言えばアシッドフォークというべきか、煙草路地という曲と塀の上でがとても僕にフィットした。
そんな頃矢野誠に出会い彼のスタジオで音楽を勉強させていただいたのは本当にラッキーでありました。